2017年10月25日
Nostalgia
夏が終わり、久し振りにトンプソンを箱から出して手入れした。
初めて銃専門雑誌を手に取ったのは、まだ小学生の頃。ガスガンメーカー各社が最後の輝きを放ち、東京マルイが電動M16A1を発売しトイガン界は新たな時代を迎えつつある時期だった。
JACの広告に目が釘付けになった。ノスタルジアシリーズ第2弾としてトンプソンM1A1を発売。削り出しの本体に実物ウッドパーツ、マガジンケースも実物という豪華な逸品で、値段も超弩級だった。
あれから約20年、数年前に私の手元にJACトンプソンがやって来た。
前のオーナーはコレクションとして購入し大事にしていたものの、何故か手放す気になったらしい。定価の数分の一という信じられない代金で引き取った。
発射機構を取り除かれ、エアガンとしての機能は最早ない。しかし、その圧倒的な存在感は全く色褪せず、輝きを放ち続けている。丁寧に削り出して作られたであろうフレームは、重く硬い響きを奏でる。
ストック金具にこびり付いたグリースは、80年近い年月が経ってもなおその役目を果たしている。塗り替えるべきとわかっていても、どうしても拭い取ることを躊躇ってしまう。
老兵は死なず、消え去りもせず。
我が家の部屋の片隅で、今日もまた歴史を刻む。
こいつを「相棒」と呼ぶには、自分はまだまだ若造なのかもしれない。
Posted by m14gbbshooter at 00:12│Comments(2)
この記事へのコメント
m14gbbshooterさん、こんばんは♪
愛、ですね...。
愛、ですね...。
Posted by butch at 2017年10月26日 00:48
butchさん
ありがとうございますm(_ _)m
弾も出ないオブジェの筈なんですがね^ ^;
時代の生き証人として余生を過ごしてもらおうと思います。
ありがとうございますm(_ _)m
弾も出ないオブジェの筈なんですがね^ ^;
時代の生き証人として余生を過ごしてもらおうと思います。
Posted by m14gbbshooter at 2017年10月26日 23:04