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Posted by ミリタリーブログ at

2018年12月31日

平成最後の大晦日

今年は何があったかよく覚えていないぐらい色々ありました。一年を振り返って…とノンビリしているのもアレなので、一足先に来年の抱負を考えます。

①無駄遣いしない。

今年の大物2点。
「それなりに使い込んでるけど、スチールパーツ組み込み済みで…」「買います!」
「内部チューン済みで、ハードケースとショートバレル付きの…」「買います!」
…来年こそは、コレクションを増やすよりも手持ちの銃のチューンを重点にしたいと思います。
不要になったカスタムパーツはオークションで処分します。。
②どんな事も自分の肥やしにするため前向きに取り組む。


国内外を問わず、協力企業の方々と意見交換したり研修にお邪魔したりと貴重な経験をさせてもらいました。自分の仕事に自信と誇りと情熱を持って取り組んでいる方々と話をして、いい仕事をしたいなら前向きに、何事も自分のプラスになると思って取り組まないといかんなーと思いました。
③ポジティブ思考を持つ。
これは②とほぼ同じですね。前向きに明るく積極的に。かつて私を支えてくれた仲間達に「あいつショボくなったな」と言われないようにしたいです。
さて、「日本の将来は暗い」などという人もいますが、まだ悲観するには早いです(というか、悲観的意見を述べたところで状況は良くならない)。技術と品質・信頼性は未だに世界のトップクラスにあるので、あとはどう立ち回るかではないかと。
隣の国では「顔認証トイレットペーパーホルダー付き公衆便所」などというディストピア感満載なことをやってますが、その程度の技術は日本ではとっくに実用化されてます。アメリカのワシントン・ダレス国際空港やNYのJFK空港では日本製顔認証ゲートが着実に実績を上げていますし、全国のショッピングモールではAI防犯カメラが犯罪の未然防止に大活躍しています。中南米やアジアの都市でも「スマートシティ」の実現に日本企業が協力しています。そういった技術が国際競争力を持っているうちに、どれだけ日本人が日本人として真剣に生き残りを考えるだけではないでしょうか。

もうすぐ年越しという中、気分転換がてらマルイMEUピストルを少しでも性能アップするためにハンマースプリングを交換してみました。

赤いほうがライラ製カスタムスプリングです。国産なのはいいんですが、骸骨の意匠を使ったパッケージが好みではないので用済み次第さっさと捨てます。組み込み方の解説が書かれているのは助かりますね。
しかし、日本製の割に品質管理が甘いというか…

塗膜が捲れ上がっているのはワザとでしょうか?スカスカのノズルとかやたら硬いホップパッキンとか、デザインセンスが好みでないこともあってライラはどこか気を許せないブランドです。

ハンマースプリングハウジングのピンは、ローレットの向きの関係で右側から叩き出します。
ものの数分でサクッと作業を終え、冷え冷えの室内で作動チェックしたところ、作動がほんの少し良くなっている気がしました。初速は今度改めて測ってみます。
一方、WAのマグナは冷えに強く、シリーズ70や従兄弟に譲ってもらったベレッタ92FSは「バシャ!バシャ!」とそれなりに動いています。ホールドオープンもバッチリ。
無塗装ブラスト仕上げでよいので、マグナテックや昔のスタンダードモデルのように安いマグナハンドガンを作ってもらえないでしょうか。キレッキレの作動を求めるサバゲーマーに歓迎されると思うのですが…。あ、カスタムパーツメーカーの参入も許可していただければ更に良いですね。
最近のトレンドは「見える化」「欲しい時に欲しい分だけ」「メーカーコラボ」だと思うので、色んなメーカーやメディア、小売店等と協力して魅力ある製品作りをしていくのが企業の生き残りに有効だと思います(UC00先輩に触発されましたm(_ _)m https://meinkampf.militaryblog.jp/e963060.html)。


今年もあと少し、気持ち良く新年を迎えるために色々やろうと思います。
今年もこのような駄文の羅列にお付き合いくださり、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
それでは、よいお年を!


今晩は「年またぎ酒場放浪記」見ようかな…

W吉田って、えらい悪ノリしてますね^ ^;

来年は良い年になりますように。  
タグ :雑談


Posted by m14gbbshooter at 13:39Comments(4)

2018年12月27日

ガナーの活躍の仕方


マシンガンはロマン、と思っている方は多いと思います。たしかに、ゼンマイマガジンを付けたβスペツナズあたりと対峙したら、デカくて重い銃で戦うのは何のアドバンテージもない気がします。しかし、マシンガンならではの圧倒的な弾数と抜群の存在感は、ゲームの流れを変えるのに十分かもしれません。

サバゲでは、自分の任務を明らかにすることで、どう動くべきか決める必要があると考えます。やたら突撃してやられるのも、身を隠して遊兵化するのも、勝つために役立たない行動はチームにとってマイナスです。
マシンガン使いだからといって、味方の後ろから金魚の糞のようについて行くだけというのもナンセンスです。火力支援に徹するか、アタッカーとしてガンガン攻めるか、はたまたディフェンスで守りを固めるか…数千発のファイアパワーをどう活かすかは、マシンガンの持ち主次第です。

それでは「ガナー」ことマシンガン使いがゲーム中にどう活躍するのか、小噺で再現してみましょう。今回はアタッカーチームの支援として戦う流れです。妄想が苦手な方は、ブラウザの「戻る」をクリックしてくださいm(_ _)m

ーーーーーーーーーーーー
LMGやSAWを持っていると、必然的にサポート役を頼まれる。流石にMG(マシンガン)を抱えて斬り込むのは骨が折れるので、悪い話ではない。
『今回は俺たちの組は全員で打ってでよう。MG持ってるなら支援を頼むよ。』
「了解。弾撒いて支援すればいいんだね。」
ゲーム開始前のブリーフィングは、簡単な内容でもやったほうがいい。どんなに下手な作戦でも作戦がないよりマシなように、チームや自分の動きを事前に決めておくのは大事だ。
ゲーム開始。全員が敵陣に向けて動き出す。
『ちょっと、何でガナーが前に出てきてんの?』
「イモってたら弾が届かないし、連携も出来ないから。」電動ガンの射程は、カービンクラス以上になると大した違いはない。腕のいいチューナーならPDWでライフルと渡り合える銃を作る。前に出て、有効射程内で弾をバラ撒くほうが効率的でもある。隠密行動でないのであれば、会敵しFEBAを形成するまでは後ろに控えておく意味もない。

予想通りの場所で会敵、交戦開始。ガナーらしく弾幕で敵を押さえ込む。FEBAを気にしながら攻撃を支援する。

『なかなか当たらないな…しゃーない、突っ込むから支援よろしく。撃ったら出る。』アタッカーがアタッカーらしい働きを始める。近頃のフィールドではバリケードがもっともらしく配置され、どこを潰せばいいか丸わかりになっている。
「OK。レディ、ナウ!」チームメイトの連続射撃開始と共にアタッカーが飛び出し、敵の潜むバリケードに肉薄、隙を突いて排除する。

『クリア!前進、各個に前へ。』組前進の縛りを解き、各人が思い思いに前進を開始する。ガナーは支援の立ち位置を忘れず、先頭の少し後ろで進む。


フラッグの少し手前で敵の猛反撃に遭った。チームメイトがやられ、残存戦力は片手で足りる程度になってしまった。迂回経路はなく、逆サイドや後続の仲間が到達するのもいつになるかわからない。仕方がないので今いるメンバーで攻撃する。弾をケチってやられても面白くないので、ランボーばりに撃ち込む。装弾数の多いマシンガンの特権だ。


「弾、無くなりそう。」景気良く撃てば弾はすぐに消耗する。もう少し、という時に電動マガジンの空転音が響いた。
咄嗟にMGを置き、ハンドガンに持ち替える。
『ハンドガンで戦うのキツくない?』
「俺の任務は"支援"だから、君らのアタックを成功させないとね。」クイックピークで敵を観察しつつ、注意を引きつける。牽制射撃を加え、退く気がないことをアピール。

「敵を右に引きつける。左からアタックしてくれ。それじゃ。」唐突に立ち上がり、敵陣に向けて駆け出す。遮蔽物を利用しながら接近し、躍起になった敵を引きつける。あとは味方が反対側からアタックを成功させてくれればいい。1分もしないうちに敵の集中砲火を浴びて戦線離脱。でもそれでいい。敵の弾を浴びている時、視界の隅でフラッグに向けて突進する仲間の姿を捉えた。OK、フラッグはいただきだ。
ヒットコールを叫んでハンズアップ、逆サイドからの強襲に驚いている敵を横目で眺めつつセーフティエリアに帰還した。
ーーーーーーーーーーーー
火力で敵を圧倒するのも有効な戦法です。実際の戦場でも、分隊のMG手の弾幕やミニガン等による航空支援は強力なサポートになります。


機関銃は銃弾を浪費する上、重くて嵩張り目立ってしまうため、高精度のマークスマンライフルなどで役目を代替するという流れもありますが…。
でもやはり機関銃の存在感はハンパないですよね。


重さは体力でカバーできます。今度のゲームはマシンガンでフィールドに繰り出してみませんか。

(写真は本文と関係ありません。)  


Posted by m14gbbshooter at 22:22Comments(0)

2018年12月25日

メリクリ!そして年末特需

Merry Christmas!

今年もミクロネシアや北マリアナ諸島、パラオなどの離島に支援物資を空中投下する「オペレーション クリスマスドロップ」が行われたようです。


最も歴史の長いHADR任務で、南太平洋の離島にボランティアなどの手で集められた物資が投下されています。





日米豪の共同ミッションで、日本からも航空自衛隊が参加しています。

いいね!

クリスマスといえばプレゼントです。
今年は節約するぞ!と意気込んでいたのに、自分へのプレゼントを色々買ってしまいました。


こちらは2ゲート前のファントムでワゴンセールになっていたUSメイドのマガジンポーチです。フラップの一方の縫製がグダグダだったのと、匍匐前進で破れるんじゃないかという懸念から一度は見送ったものの、友人の装備マスター「TK」ことCoordy氏からアドバイスをもらい、買ってみることに。7割引だったのでさっさと決心すればよかったんですが(・_・;
この色味、なかなかいいですね。

ご縁があって南関東のゲーマーさんに譲っていただいたX型サスペンダーと共に、旧型装具に合わせてみます。シックリ感パネェ!
この装具は、匍匐前進や伏撃ちを基本とするガチゲーム運用に備えて、敢えてシンプルな装備を目指したものです。
隠密性と機動性を実現するソリューションが「匍匐前進」です。チェストリグを着けていたらマグポーチに穴を開けてしまうので…。

あと、この前行ったフィールドのフリマで偶然見つけた物を買ってしまいました。

KSCのMASADA GBBです。朝のブリーフィングの時から気になってたんですが、昼頃に出品を見に行ったら本当にMASADAで驚きました。ショートバレルとハードケース付きで驚きの価格…仲間から生温い目で見守られながら購入しました。いやーしばらく探してたんですよね。新品だと高いのでお買い得な中古ないかな〜と。
前オーナーはかなりの好き者らしく、冬でもちゃんと動くようチューンされています。寒いと弾速が低いので冬の間はゲームに投入できませんが、これはいい買い物をしました。春が楽しみです。
手持ちのSTANAGマガジンもちゃんと使えます。

クリスマスを口実に色々ゲットしてウハウハな今日この頃ですが、前回のゲームでガナー運用について思うことがあったので、ちょっと考えてみようと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m  


Posted by m14gbbshooter at 21:56Comments(2)

2018年12月16日

サイレンサーカスタムで消音力アップ


銃口につけて銃声を消す筒をサイレンサーと呼びます。実銃の場合、銃声を「消す」のは困難であること及びマズルフラッシュの消炎などと明確に区別するため「サウンドサプレッサー(減音器)」と呼ぶことが多いのですが、トイガンの場合は「サイレンサー(消音器)」のほうが通りが良いです。
今回はサイレンサーのスポンジを交換して消音効果を上げる方法についてです。…これまで諸先輩方が紹介している内容なので、「何を今更」という方はスルーしてくださいm(_ _)m

市販のサイレンサーは安物だとこんな感じなので、けっこう効果があるかもしれません。
用意するのは「激落ちくん」などのメラミンスポンジ、カッターナイフ、穴開け用の道具です。

まずはメラミンスポンジを切り出してサイレンサーに入る形にします。今回はサイレンサーの中身1/3強をメラミンスポンジに置き換えるので、ブロックを2個使います。

普通のスポンジと違ってメラミンスポンジは硬さがあるのでサクサク切れます。

ある程度形になったら大丈夫でしょう。
切り出しが終わったら真ん中に穴を開けます。
私が穴開けに使っているのは、「タピオカミルクティーのストロー」です。

直径10mm程度でちょうどいい感じです。尖った部分があると引っかかってスポンジが崩れるので、円筒状になるようカットしました。メラミンスポンジは擦ると削れるので、スポンジにストローを当ててクルクル回せば穴を開けることができます。

力をかけるとスポンジが崩れるので慌てずに。
2個目も同じように作ります。

ズボっ!

スポンジの間にバッフルを挟むと消音効果が上がるらしいので、厚紙で何枚か作ります。今回の材料はティッシュの箱です。


バッフルとスポンジを詰め、センター出しのため棒で突っつきながら調整します。
なんとなく真ん中に穴が来ればOKです。

穴にペンやドライバーを突っ込み、グリグリやってセンターを合わせますが、どうしても合わない場合は凹凸のあるペンのキャップ部分などで擦り、穴の形を調整するとよいかと思います。

気になる消音効果は、いずれ検証することにします。。メラミンスポンジ入りサイレンサーの効果はこの前のゲームで体験済みなので、かなり期待できると思います。  


Posted by m14gbbshooter at 22:43Comments(4)

2018年12月15日

電動ガン MP5 250連マガジン メンテナンス!

前回予告したサイレンサーのカスタマイズは、先日購入したサイレンサー本体の到着を待ってレポートしたいと思います。楽しみにしている方には申し訳ありませんm(_ _)m
今回はゲーム用ウェポンについてです。

サバゲ向きウェポンといえば、小型軽量でみんな大好きMP5です。女性でも扱いやすいサイズで、貸し出し銃としても活躍してくれます。


前回のゲームにて「敵に撃ち込む弾数もキル数に影響しているのでは?ヒットに気付いてくれない敵が割といるし」というアドバイスをもらいました。
たしかに、偽装用?マントを纏っている敵や着弾の感覚がわからないビギナーには、ある程度弾を撃ち込まないとヒットを自覚してもらえない恐れがあります。
…が、うちのHK33はハイレートリポ運用のため、フルでブン回すとギアクラッシュ必至なのです。。セレクターのオーバーラン防止簡易加工でセミオンリーにしてしまいました。
フルオート防止のアイデアはこちら↓
https://tomosetuyaku.militaryblog.jp/e913343.html
真似させていただきましたm(_ _)m

我が家にはちょうどサイクルアップを狙ってカスタマイズしたMP5PDWがあるので、これを活用しようかなと思います。しかし、消費弾数の増加に伴い、弾数の確保が心配に(´・ω・`)
そこで、本体と共に入手以来、まるで使い物にならないCYMAの250連マガジンを手入れすることにしました。この手のゼンマイマガジンの分解は「サクっとパカーン」みたいな紹介しか見つからず、おっかなびっくりの作業でした。

まずは目に見えるネジを外していきます。

マガジンクリップ周りのネジを外すと、ダミークリップレバーを取り外せるようになり、クリップを取り外すことができます。クリップは結構な弾性があるので勇気を出して外します。

続いて、弾倉底板を外します。
あとはダミーカート下、というかストレージ側装弾口部分にあるネジも外し、パカーン準備完了です。写真を撮り忘れました…。


ストレージ側をパカーンし、給弾ユニットをガチャガチャして取り出します。給弾側も分解できますが、組み立てが面倒くさそうなのでそのままにしておきます。
各所にある四角いネジ受けがポロポロ落ちてくるので、木工用ボンドで止めました。

給弾ユニットのネジを外し、軸止めをリーマーでこじって取り外すと…

ゼンマイまでたどり着きます。
各部にシリコンスプレーを吹き、逆順で組み立てればメンテ終了です。
念のため、給弾口のBB弾ストッパーをデザインナイフで少しだけカットし、弾送りを確実に行えるようにしました。
試射の結果はバッチリです。


これでMP5PDWも第一線武器に返り咲きです。

敵に勝つための要素は火力だけではないのですが、話が長くなるためまたいつか述べたいと思います。
とりあえず、攻撃力=(火力+機動力)×連携能力
といったところで。。  


Posted by m14gbbshooter at 01:03Comments(0)

2018年12月10日

Direct Action training @ Rock254

先日、埼玉のロック254にお邪魔しました。

仲間とともに、プレゼントを届ける訓練です。

ゲームの中身は…フレンドリーファイアしてしまい申し訳ありませんでしたorz…

TOP改A&Kメカボ搭載ミニミも絶好調でした。

外装はフロッグルブで手入れしているので、誤って舐めても大丈夫です。

SAWでヒャッハーも精神衛生上よろしいのですが、セミのキレが良い(ショートストロークのことではない)銃で斬り込んでいくのは爽快ですね。HK33の撃ち味がやみつきになります。
サイレンサーの中身約1/3をメラミンスポンジに替え、厚紙製バッフルを数枚入れたところ、かなり消音効果が上がりました。ゲーム中、側面攻撃に成功し2~30mほど先の敵集団に射撃!10発近くラピッドファイアしても1人しか気付かない程の消音性能でした(1人しかキルできず、やられました。)。
次回はこのサイレンサーカスタマイズについて、自作工具とあわせて紹介しようかなと思います。  


Posted by m14gbbshooter at 20:55Comments(2)

2018年12月01日

横田広域警察24時〜ガサ入れの日〜

20XX年 都内某所
国内外の複数の機関から、日本国内におけるサイバーテロの兆候が指摘された。兆候というのも珍しいが、分析筋の話によると「承認欲求の強い愉快犯と推定」されたらしい。既に数件の違法ハッキングを確認、ハッカーとしての腕は良さそうだ。
住所は標定できている。荒っぽいやり方もGOが出たので、早めにカタがつきそうだった。
「リズ、拳銃は1911にしてくれ。念のためマグを共用できるようにしたい」今回はサイバー担当のリズが同行する。どうしてもショットガンを撃ちたいらしいので、ドアブリーチも任せることにした。
「OKボス、いつものコマンダーだよ。PC壊すならDamm shot使う?」特殊カーボンファイバーの詰まった電子破壊用散弾をシャカシャカ振りながら笑っている。

「いや、ここで新兵器を使うのはもったいないし、できればPCも手に入れたい。ビーンバッグと、バックアップでスラグと00を」「了解しました、sir. シンヘーキはMottainai!」シェルポーチに散弾をねじ込みながらリズが楽しそうに答えた。一体何発持っていくつもりだ…?

ターゲットの住むアパートに到着し、大家の立ち会いの下、お決まりのフレーズを玄関先で唱える。返事がないことを確認し、ブリーチングの準備にかかる。リズがモスバーグの薬室にスラッグ弾を装填した。ジャキンという音を聞いて大家は腰が抜けたらしく、物陰にへたり込んでしまった。
ドアノブに手をかけて回してみると、鍵はかかっていなかった。痛恨のミスだが、反省している暇なんてない。
「Shit!」悪態をつきながらリズがフォアアームを操作し、モスバーグからスラッグ弾を抜く。一流のショットガナーを自負するだけあって、瞬く間にビーンバッグへの再装填を終わらせた。
「Ready」リズの合図と同時に室内に踏み込む。「警察だ、動くな!」「Police! Freeze!」
室内はもぬけの殻だった。各部屋を丁寧にクリアリングしたが、PC以外にめぼしいものは無かった。
本人を確保できなかったが、PCの押収は大成果だ。ラボで解析すれば、有益な情報が出てくるだろう。発砲せずに済んだのもありがたい。
PCを携えて早々に引き上げ、リズはその日のうちに解析に取り掛かった。
翌朝、「はよこい」というメールを受け取って早朝出勤してみると、充血した目を輝かせながらリズが出迎えた。足早にラボに向かう。
「相棒、これ見なよ。こいつヘンだ」
テロの標的は我が国ではなかった。携帯電話の基地局に使用されている不破栄のデバイスを片っ端から乗っ取り、「本国」に大量のウィルスを送り込む…悪党ながら感心するヤツだ。
「これは扱いに困りますね」シフト明けのラボクルーが肩をすくめてみせた。放っておけば国際問題になりかねない。が…。
「解析結果を簡単にまとめてくれ。副長からもウエにいれてもらう。リズはスーツに着替えを…」「OK相棒、オメカシしてスタンバイだね。待ってろよセージヤども!」寝不足でハイテンションになっているリズに缶コーヒーを渡し、オフィスに走った。
数時間後、呼び出しの電話が鳴らなかった代わりに署長室に呼び出され、新たな任務を与えられた。楽勝だが非常に機微なコバートミッションだ。
とりあえずリズを帰らせよう。任務は明日からでも遅くない。

  
タグ :YPD雑談


Posted by m14gbbshooter at 22:40Comments(0)